よくあるご質問
法面緑化の設計図や、製品に関することなど、よくいただくご質問をまとめています。
「Webサイト内に掲載されている内容についてもっと詳しく知りたい」「掲載されていないことだけど質問・相談したい」というご要望につきましては、お気軽にお問い合わせください。
弊社製品について
- 植生シートと植生マットの違いは何ですか?
-
○植生シート(標準品・環境品)とは
肥料袋が無く、ネットが1重の製品。ネット全面に肥料、種子が付着しており独自で植生可能な製品。
※環境品とは、自然分解する素材を使用し、植生後に主構成材料が残らない分解型または間伐材などを使用した
循環型の植生シートを指します。分解性プラスチック、ジュート、ワラ、間伐材などが主に用いられています。○植生マットとは
肥料袋が付いており、ネットが2重の製品。ネットには種子が付着しており独自で植生可能な製品。
土木コスト情報/2024・4月より
市場単価製品で、弊社の植生シート・植生マットは下記の製品となります。
詳しくは製品ページをご覧ください。<植生シート>
標準品
環境品
<植生マット>
※弊社製品の「ロンケットネット1m巾、50cm巾」は市場単価製品ではなく、植生シートに含まれません。
植生シート工では使用しないでください。
- 製品・種子購入後の注意点はありますか?
植物の種子は生き物ですので、高温や多湿に弱く、そのような環境化で保管していると種子は死んでしまいます。製品及び種子を購入後は、室内の涼しく風通しの良い場所で保管して、最長でも6ヶ月以内に使用してください。なお、梅雨時期や夏期ではなるべく早く使用してください。
- ワラの目串が見当たらないのですが。
通常、鉄線の目串がワラの中ほど、約15m付近に巻き込まれています。これは運送途中の落下を防ぐための措置になります。大変お手間をお掛けしますが、一度製品を広げていただき、目串を取り出してご使用ください。尚、目串がワラの下に潜り込み見つかりにくい事もあります。
- 施工後、およそ何日後に見た目が青々しくなりますか?
平均気温18℃~20℃で雨2~3回降りますと、施工後3~4週間で青く見えます。上記気温以外や降雨の回数で、青々と見える期間が変わります。あくまでも目安となります。
- ロンケットワラとロンケットワラ35の違いは何ですか?また使い分けはどのようにしたらよいですか?
㎡当りのワラ目付量が違います。ロンケットワラは㎡当り約280gのワラを、ロンケットワラ35は約350gのワラを装着しています。ワラの目付量が多いほど、侵食防止効果や保温・保水効果は高まります。一般的にはロンケット ワラを使用し、在来種の導入や、法面侵食を受けやすい土質においてロンケット ワラ35を選定して下さい。
- 製品の保存期間はどのくらいですか?
製品は納品してから最長でも6ヶ月以内に使用してください。但し、保存期間6ヶ月とは、室内の涼しく風通しの良い場所で保管した場合の期間です。梅雨時期や夏期ではなるべく早く使用してください。特に製品が濡れてしまった場合は、発芽してしまったり、カビが発生したりしますので、早期の使用をお願いいたします。
- 製品の購入先について教えてください。
弊社では代理店を通じて製品を販売しておりますので、詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 目串だけの購入は可能ですか?
目串だけの販売もしております。詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 植生土のう、筋芝のバラ売りはしていますか?
現在は行っておりません。誠に申し訳ございませんが、梱包単位でのご購入をお願いいたします。
- 製品以外の資材(種子や肥料等)は販売していますか?
製品以外のものも販売しております。 ○種子 ○肥料 ○土壌改良剤 ○繊維ネット ○ファイバー ○止め釘(アンカーピン・大頭釘) ○のり剤 等、緑化に関する資材を取り扱っております。
※資材によっては在庫をしていない場合がございます。 詳しくは、お近くの支店へお問い合わせください。
- ワラの効果について教えてください。
下図がワラによる侵食防止効果と植物生育助長効果のイメージ図になります。
工法選定・調査依頼について
- 法面に岩盤が出たのですが、工法選定はどうしたらよいですか?
岩盤等特殊地への緑化は様々な問題点があるため、現地調査のうえ、工法選定することが最良です。詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 植生調査方法について教えてください。
当社では方形枠法(コドラート法)による植生調査を実施しております。詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 普通配合の種子の成立期待本数を教えてください。
各製品、別途資料がございますので、お近くの支店・営業所にお問い合わせください。
種子・配合について
- 普通配合について教えてください。
長年の実績を踏まえ、現場条件の違いや施工時期等を考慮した、弊社の標準的な種子配合です。
- ノシバ(野芝)種子について教えてください。
ノシバ種子は、暖かい日が何ヶ月も続かないと発芽・生育しない種子です。よって発芽不良のクレームが多く発生する種子です。メンテナンスの軽減・景観重視等で近年設計に入ることが多くなっておりますが、「取扱注意」の種子ですので、配合希望の方は、種子の特徴を十分理解してからお使いください。詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 種子に合わせた肥料の選定・配合について教えてください。
現場の土壌酸度・養分等の土壌検査に基づき、種子及び肥料の配合量を変更する場合があります。詳しくは、お近くの支店・営業所にお問い合わせください。
- 造成法面に緑化工を検討していますが、周辺の環境になじむ植物を使用したいと考えています。周辺の植物の種子を使用した植生シートの製造は可能でしょうか。
直接現場に伺い、周辺に自生する植物を同定し、種子が流通しているものならば、製品に装着することも可能です。ただし、種子の形状によっては装着することが困難なものもございます。予めご了承ください。詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 種子・成立期待本数の指定があったのですが、対応してもらえますか?
弊社にて配合量を計算いたします。入手不可能な種子が無いか、早期の緑化が可能であるか等を検討のうえ、回答いたします。詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 種子配合を変更することはできますか?
種子配合を変更することは可能です。ただし、受注生産になるため、納品まで2週間程度の日数をいただいております。 流通している種子なら配合可能ですが、どんぐりなど粒の大きい品種は配合できない場合もございます。 また、少量の場合は製造をお断りする場合もございます。詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 製品に入っている種子の種類は何ですか?
製品の種類によって、種子配合は異なります。
詳しくは種子配合表をご覧ください。
- 種子のみの出荷は可能ですか?
種子のみの販売もしております。詳しくは、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 使用禁止の種子について教えてください。
使用を禁止されている外来生物と、注意をしながら使用しても良い外来生物があり、更に都道府県や市町村で対応が異なります。詳しくは、お近くの支店・営業所にお問い合わせください。
- 発芽しないのですが、考えられる理由は何ですか?
施工時期が晩秋~冬であれば発芽までに、かなりの期間がかかってしまいます。平均15℃以上にならなければ発芽を開始しません。また、夏場の乾燥時期も水分不足のため、発芽が遅れることがあります。
- ノシバ(野芝)やコウライシバ(高麗芝)の種子はないのですか?
ノシバの種子は流通しておりますので見積り可能です。ただし、コウライシバの種子は流通していませんので手配ができかねます。
- 在来種は日本産ですか?
在来種には様々な定義があり、ひとくちに「在来種」といってもいくつか種類があります。
- ・「外国産在来種」:日本種と同一の品種(学名が同じ)を海外で採取したもの。
- ・「逆輸入種子」:日本の種子を海外に持ち込んで栽培し、再輸入したもの。
- ・「国内産種子」:日本国内で栽培もしくは自生種を採取したもの。当社の「ススキ」、「チカラシバ」、「ヨモギ(国内産)」が該当します。
日本産種子をご希望のお客様は、「国内産種子」をご指定のうえ、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
施工・工事について
- 製品の表裏がわかりません。
ネットやワラの付いている面が表、紙の面が裏になります。施工するときはネット・ワラが上、紙が下(地面と接触する)になるように施工してください。
- 製品をどのように施工するのかわかりません。
カタログを参照していただきながら、実際の法面の形状や条件を聞き取り、基本的な止具の打ち込み方や、対象となる法面に対して最も適していると思われる施工方法をお伝えいたします。また、時間的に余裕のある場合には、実際に現場に赴き、施工指導を実施しておりますので、お近くの支店・営業所にお問い合わせください。
- ダブル ロンケットアナコンダ I-40の重ね合わせは何cmですか?
地山が見えない程度で結構です。製品両端のロープを目安にして重ねてください。 詳細はカタログをご参照ください。
- 同じ法面で早く施工した現場の方が、後から施工した現場よりも発芽・生育が悪いような気がします。考えられる理由はありますか?
1枚の法面の左半分を施工後何日間も雨が無く、その後、右半分を施工、その直後に雨が降った場合、ほとんどの現場で、後から施工の右半分の方の法面の発芽・生育の方が良好となります。これは左半分の製品の方が、何日も雨が無く過酷な日々が続いたためであり、季節にもよりますが、3回程度の降雨でほぼ同じ位の生育状況になります。製品の品質に問題はありませんのでご安心ください。
- ロンケット ワラを法面上部から下部へ縦張りしないといけないのですか?横張りにしてもよいですか?
ワラ付製品を横張りすると、ワラとワラとの隙間を水が流れてしまい、法面の侵食を促進してしまうことになります。法長が短い所で縦張りすると、カットロスや労務費が掛かる事は重々理解しておりますが、ワラ付製品の横張りは避けてください。
- ダブル ロンケットアナコンダ I-40のアンカーピンの打設本数を教えてください。
100㎡あたり、アンカーピンΦ9×200mmは184本、大頭釘Φ5×150mmは422本になります。 詳細はカタログをご参照ください。
- 製品を止める目串はどのように使うのですか?
棒状の目串を2つに折り曲げて、各製品ごとの打設方法を参考に施工してください。
- 植生土のうの中には、どのような土をいれたらよいですか?
特に決まりはありません。基本的には現地発生土を使用していただいております。 ただし、礫や岩質土は破袋の原因となるため避けてください。 砂の場合、植物の生育が悪くなる恐れがありますので、バーク堆肥等との混合をお薦めします。 また、pH改良された土は生育不良の原因となりますので避けてください。
- 施工時期について教えてください。
人工張芝の施工は法面の表面侵食防止が一番の目的ですので年中可能です。当然、真冬・真夏の生育は期待できませんが、侵食防止が目的です。植物の生育重視の場合は、施工適期である4月~6月、9月~11月に合わせた土工を計画してください。詳しくは、お近くの支店・営業所にお問い合わせください。
- 法面上で製品を継ぎ足す場合、どのように重ねればよいですか?
法肩側の製品を上に、法尻側の製品を地山側になる様に重ねます。
下図(誤)の様に逆に重ねてしまうと、降雨等により継部が開く恐れがあります。
- グリーンバッグのカタログには、積み上げの際に杭を打ち込むよう記載されていますが、杭打ちは必要なのでしょうか。
土のう積み工の安定を確保できない場合に限り、杭打ちをお薦めしています。杭の径・長さはあくまで例として記載していますので、現場条件に適した杭の選定をお願いしています。
- 既に法面に草が生えていますが、その上から製品を張っても良いでしょうか。
製品が地面に密着することにより、植生が可能となります。そのため、草刈を行い、刈った草を除去した後に製品を施工してください。
- 風の強い時期、地域での施工方法を教えてください。
盛土製品 の中でも特にワラ付製品が風の影響を受けやすいです。
対策として、施工時にジュート麻紐やPPロープ、荒縄等を使用したり、覆土することにより飛散を防止できます。
地域によっては仕様書に、具体的な施工方法が明記されている場合もありますのでご確認ください。標準的な参考図
覆土
その他
- 植生シートと植生マットの違いは何ですか?
-
○植生シート(標準品・環境品)とは
肥料袋が無く、ネットが1重の製品。ネット全面に肥料、種子が付着しており独自で植生可能な製品。
※環境品とは、自然分解する素材を使用し、植生後に主構成材料が残らない分解型または間伐材などを使用した
循環型の植生シートを指します。分解性プラスチック、ジュート、ワラ、間伐材などが主に用いられています。○植生マットとは
肥料袋が付いており、ネットが2重の製品。ネットには種子が付着しており独自で植生可能な製品。土木コスト情報/2024・4月より
市場単価製品で、弊社の植生シート・植生マットは下記の製品となります。
詳しくは製品ページをご覧ください。<植生シート>
標準品
環境品
<植生マット>
※弊社製品の「ロンケットネット1m巾、50cm巾」は市場単価製品ではなく、植生シートに含まれません。
植生シート工では使用しないでください。
- 草の生えない永続タイプのシートはありませんか?
防草シートは各社ありますが、どれも年数の経過により耐候劣化を起こすため、永続性のあるものは現状ございません。
永続的な法面保護を目的とするならば、緑化による法面保護をお薦めします。
- 設計書に張芝と書いてあるのですが何ですか?
一概に言えませんが、生芝(ノシバ・コウライシバ)を指していることが多いです。生芝は手配や施工、施工後の維持管理が大変です。弊社人工張芝に設計変更をご希望の場合は、お近くの支店・営業所までお問い合わせください。
- 水やりは必要ですか?
基本的に水やりの必要はありません。施工後は降雨によって自然に発芽し、生育するようになっております。ただし、緑化を急ぐ場合には、水をやることで早期の発芽を期待できます。(夏場に水撒きをする場合は、早朝、もしくは夕方に行ってください。)
- 製品以外の資材(種子や肥料等)は販売していますか?
製品以外のものも販売しております。 ○種子 ○肥料 ○土壌改良剤 ○繊維ネット ○ファイバー ○止め釘(アンカーピン・大頭釘) ○のり剤 等、緑化に関する資材を取り扱っております。
※資材によっては在庫をしていない場合がございます。 詳しくは、お近くの支店へお問い合わせください。
- ISO 9001とは?
ISO 9001とは、「国際標準化機構(ISO)」が定めた品質マネジメントシステムの国際規格のことです。
製品やサービスの品質保証を通じて、顧客満足向上と品質マネジメントシステムの継続的な改善を実現します。
当社は審査登録機関であるJQA(第三者機関)の審査を受け、人工芝製品の設計・開発、製造において、2001年にISO 9001を認証取得しております。
ISO 9001の取得は、徹底した品質管理を行い、お客様の満足度の向上と社内の仕組みの改善に継続的に取り組んでいる証なのです。人工芝の製造にこだわり、今後もより一層の品質向上に向け、努力してまいります。
- 強酸性・強アルカリ性土壌について教えてください。
一般に弱酸性から中性が、植物の生育に最も適しているといわれています。
この理由として、養分元素の有効性がpHによって変化するということが指摘されています。
強酸性条件下ではP(リン)、K(カリウム)、Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、Mo(モリブデン)などの有効性が低下し、アルカリ性条件下ではFe(鉄)、Mn(マンガン)、Zn(亜鉛)、Cu(銅)、Co(コバルト)などが不溶性の水酸化物を生成して有効性が低下することが知られています。
また、強酸性条件下ではAl+3(アルミニウムイオン)が水に溶け出し、植物に過剰に吸収されて生育障害を引き起こすといわれています。
参考文献 環境緑化工学土壌酸度がpH4~8以外では吸着や中和処理、排水または遮水対策の検討を行ったうえで、使用する植物と施工法を検討してください。
参考文献 道路土工-切土工・斜面安定工指針
- 土のう積み工の安定計算はできるでしょうか。
弊社では現場毎の的確な安定計算ができません。おおよその目安となる資料を基に、安定であるかどうかをご案内できる程度になります。
Contact
ロンタイでは地域ごとに支店・営業所がございます。
法面緑化のご相談は管轄の支店・営業所へ、「ホームページを見た」という旨をお電話でお伝えいただければスムーズに対応させていただきます。(営業時間:平日8:30~17:30)
営業時間外の場合は、お問い合わせフォームをご利用ください。
尚、即日のご連絡対応ができかねる場合がございます。翌営業日のご対応になることをご了承ください。