粘質土
砂質土
軟岩
硬質土
「道路土工」切土工・斜面安定工指針(平成21年度版、日本道路協会)に基づいた製品選定フローです。
草本類播種工、木本類播種工、自然侵入促進工の3種類がございます。
詳細に関してはお近くの支店・営業所までご連絡ください。
製品を選定するにあたり、施工法面がどういった状態であるか把握する必要があります。
あらかじめ下記のような基礎データを把握しておく事で、より適切な製品が選択できます。
既に法面が発生している場合、弊社にて調査を承ります。
法面が発生していない場合、分かる範囲で想定していただければと思います。
調査項目01
切土
人為的に切り取って発生した斜面
盛土
人為的に盛り付けて造成された斜面
調査項目02
粘質土
砂質土
軟岩
硬質土
調査項目03
植物の根系が土中に侵入し、良好に生育できるかを判断します。
山中式土壌硬度計
道路土工・斜面安定工指針参照
土壌硬度 | 植物の生育状態 |
---|---|
10mm未満 | 乾燥のため発芽不良になる |
粘性土10~23mm 砂質土10~27mm |
根系の伸長は良好となる(草本類では肥沃な土である場合)。 樹木の植栽に適する。 |
粘性土23~30mm 砂質土27~30mm |
木本類の一部のものを除いて、根系の伸長が妨げられる。 |
30mm以上 | 根系の伸長はほとんど不可能である。 |
軟岩・硬岩 | 岩に亀裂がある場合には、木本類の根系の伸長は可能である。 |
調査項目04
土壌酸度が植物にとって生育するための許容範囲にあるかを判断します。
植物にもよりますが最適値はpH値5~7です。pH値4~8以外では、適切に中和処理を行う必要が生じることもあります。
現地測定
室内測定
調査項目05
植生可能勾配であるかを判断します。
勾配が急になればなるほど根の入りが浅くなり、自然環境の影響を受けやすくなります。
現地測定
道路土工・斜面安定工指針参照
勾配 | 植物の生育状態 |
---|---|
1:1.4 より緩勾配 (35度未満) |
高木が優占する植物群落の成立が、1:1.7 より緩勾配であれば可能であり、1:1.7 ~ 1.4 ではのり面の土質や周辺環境の状況によっては可能である。 周辺からの在来種の侵入が容易である。 植物の生育が良好で、植生被覆が完成すれば表面侵食はほとんどなくなる。 |
1:1.4 ~ 1:1 (35~45度) |
中・低木が優占し、草本が下層を覆う植物群落の造成が可能である。 |
1:1 ~ 1:0.8 (45~50度) 砂質土27~30mm |
低木や草本からなる群落高の低い植物群落の造成が可能である。 |
1:0.8 より急 (50度以上) |
のり面の安定度が高い場合、もしくは構造物で安定を確保した場合にのみ植生工の適用が可能である。全面緑化の場合の限界勾配は、一般に 1:0.5 (60度)程度である。 |
Contact
ロンタイでは地域ごとに支店・営業所がございます。
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